乳酸菌ラクトバチルスの特徴

乳酸菌は乳酸を産生する細菌の総称ですが、現在その種類は600以上ともいわれています。
これら多くの乳酸菌はその特徴から「属、種、株」に分類され、属としては約30に分かれ、ラクトバチルスはそのひとつになります。
一番身近で種類も多く馴染みのあるラクトバチルスの乳酸菌ですが、その特徴や代表的な乳酸菌をご紹介します。

乳酸菌ラクトバチルスとは?

乳酸菌は現在約30の属に分かれていますが、主なものは下記の6つになります。
  1. ラクトバシラス属(Lactobacillus)
  2. ビフィドバクテリウム属 (Bifidobacterium)
  3. エンテロコッカス属 (Enterococcus)
  4. ラクトコッカス属 (Lactococcus)
  5. ペディオコッカス属(Pediococcus)
  6. リューコノストック属 (Leuconostoc)
その中で一番大きな属に分類されているのがラクトバチルス属です。
ラクトバチルスの乳酸菌は自然界に広く生息し、人や動物の消化管にも数多く見つけることができ、その乳酸菌の種類は70種類以上とも言われています。
女性の膣内に生息するデーテルライン桿菌もこのラクトバチルスで構成されています。
人にとって最も身近な乳酸菌がラクトバチルス属になります。

ラクトバチルスの特徴

ラクトバチルスの乳酸菌は胃酸や胆汁酸などの消化液にも強く、酸素がなくても生存できる通性嫌気性菌になります。
そのため、様々な場所で生息することができ、動物だけでなくキムチやぬか漬け、味噌や醤油などの植物性の食物にも生息しています。
また、ヨーグルトを製造する時の元菌(スターター)として認められているのがブルガリア菌とサーモフィラス菌ですが、このブルガリア菌はラクトバチルスになります。
ヨーグルトを食べたことがある人はラクトバチルスを摂取したことがあるということですね。

ラクトバチルスの効果

最も身近な乳酸菌ですがその種類も多いため、乳酸菌がもつ特有の効果をほとんど持ち合わせています。
主には、
  • 整腸作用
  • 免疫力の向上
  • アレルギー症状の改善
  • ウイルス感染の予防

  • などがありますが、具体的には、

  • 便秘の解消
  • アトピー性皮膚炎や花粉症の緩和
  • インフルエンザの予防
  • カンジダ菌の抑制
  • がんの予防
  • 虫歯菌の抑制
  • 歯周病や口臭の改善
と様々な効果が期待できます。
またラクトバチルスの種類によって効果の違いもあります。

代表的なラクトバチルス属の乳酸菌

では、ラクトバチルス属として代表的な乳酸菌を紹介します。
  • ラクトバチス属アシドフィルス菌
    アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状の緩和が期待できます。
  • ラクトバチルス属カゼイ菌
    がんの予防に効果が期待できます。
  • ラクトバチス属ガセリ菌
    ピロリ菌の活動を抑制する効果が期待できます。
  • ラクトバチルス属コアギュランス菌
    コレステロール値を下げる効果が期待できます。
  • ラクトバチルス属ロイテリ菌
    人の母乳から発見された乳酸菌で虫歯菌を抑制する効果が期待できます。
  • ラクトバチルス属ブルガリクス菌
    インフルエンザウイルスの抑制に効果が期待できます。
ここに書いたのは主な効果で、その他にも様々な効果を併せ持っています。
ラクトバチルスの乳酸菌は、最も種類が多く、一番身近で馴染みのある乳酸菌であることがわかりました。
酸などにも強い上、酸素がない環境でも生存できるため、動物の体内や食物など様々な場所に生息しています。
その効果も幅広く、全般的な健康を期待する場合はラクトバチルスの乳酸菌を選んで摂取することが望ましいといえます。
様々な種類が存在するため、自分に合った乳酸菌を探して摂取することが必要です。