乳酸菌でカンジダを予防

カンジダ菌が引き起こす疾病の中で、特に女性に多いのがカンジダ膣炎です。
これは元々体内にいるカンジダ菌が繁殖することで引き起こされるのですが、抗生物質などを投与しても繰り返し再発してしまう場合が多いようです。
そんな完治が難しいとされているカンジダ菌膣炎ですが、その繁殖を予防するのに乳酸菌が有効であるといわれています。
では、乳酸菌はどのようにカンジダ菌に対して力を発揮するのでしょうか?
乳酸菌とカンジダ菌の関係および乳酸菌でカンジダ菌の繁殖を予防する方法についてご紹介します。

カンジダ菌は真菌とよばれるカビの一種で、普段は皮膚や口内、腸や女性の膣などに常在菌として生息しています。
元々健康な人の体内にも住みついているのですが、その数がバランスを崩し増えてしまうことで炎症を引き起こしてしまいます。
女性の5人に1人が罹ったことがあるといわれているカンジダ膣炎は、カンジダが膣の中で異常繁殖することで引き起こされる疾病になります。

カンジダ菌が繁殖する原因

体内に一定数存在しているカンジダ菌は
  • 免疫力の低下
  • 抗生物質の使用
  • 高温多湿の環境
などといった理由で、カンジダ菌と共存している乳酸菌の数が減り勢力が衰えると、抑えられていたカンジダ菌の勢力が高まって繁殖します。

カンジダ菌に乳酸菌が効く理由

上記のように、乳酸菌が減ることがカンジダ菌を繁殖させる原因となることから、乳酸菌を摂取しカンジダ菌とのバランスを取り戻すことでカンジダ菌の繁殖を抑えることができます。
乳酸菌によって体内の免疫力を高めるとともに、乳酸菌の出す乳酸で強い酸性の環境を作り、カンジダ菌が住みにくい環境にしてくれるんですね。

カンジダを予防する乳酸菌の種類

乳酸菌の中でも特にカンジダ菌に有効な乳酸菌が報告されています。
その中でもデーデルライン桿菌と呼ばれるラクトバチルス属の乳酸菌はカンジダ膣炎に有効な乳酸菌といわれています。
  • ラクトバチルス・ラムノーサス菌
  • ラクトバチルス・ロイテリ菌
  • ラクトバチルス・アシドフィルス菌
  • ラクトバチルス・プランタラム菌
  • エンテロコッカスカゼリフラバス菌(PL乳酸菌)
この中でエンテロコッカスカゼリフラバス菌は女性特有の疾病に有効ということで「Princess Lactobacillus」と名付けられ、その頭文字を取ってPL乳酸菌と呼ばれています。
このPL乳酸菌はNPO法人国際保健協会によって効果が認められ推奨されている乳酸菌です。

乳酸菌はどのように摂るのがいい?

カンジダ菌が繁殖している場所が膣内であっても、体全体の免疫力を高めることで膣内の乳酸菌の勢力も高まりますので、口から乳酸菌を摂取することで効果が期待できます。
また、膣内に乳酸菌の錠剤などを入れて直接的にカンジダ菌の繁殖を抑える方法もあります。
上記の乳酸菌もカンジダ菌に有効なだけでなく、整腸作用、アレルギー症状の緩和、免疫力の向上など様々な効果がありますので、常日頃から乳酸菌を摂取しておくこおとをおすすめします。

カンジダ菌は乳酸菌と共存し、通常カンジダ菌は一定量を保ち、そのバランスは保たれています。
しかし乳酸菌が減少することでそのバランスを崩し、カンジダ菌が異常繁殖することで疾病が引き起こされます。
そこで乳酸菌を摂取することで再びカンジダ菌の繁殖を抑えて元のバランスに戻してくれる効果があることがわかりました。
乳酸菌が体内で増え、勢力が高まることで免疫力を高めカンジダ菌を抑制し、さらに乳酸菌が出す乳酸によって強い酸性の環境を作ることでもカンジダ菌に効果があります。
経口摂取の他、直接膣内に乳酸菌を入れる方法としては、錠剤やヨーグルトなどがあります。
ヨーグルトを患部に塗るという方法は民間療法ですので自己責任になりますが、推奨している医師もいるようです。
なかなか完治せず繰り返すカンジダ膣炎には、乳酸菌を試されてはいかがでしょうか。