乳酸菌とオリゴ糖の効果

腸内環境を整えるために腸内の善玉菌を増やすことは大切ですが、そのために乳酸菌を摂取する方も多いと思います。
最近では、善玉菌のエサとして乳酸菌と共にオリゴ糖を摂取する方も増えています。
両方を取ることで相乗効果となり、効率よく腸内環境を整えることができます。
そこで、腸内環境を改善するのに有効な乳酸菌とオリゴ糖の効果を詳しくご紹介します。

オリゴ糖とは?

オリゴ糖の定義ははっきりとは決められていませんが、ブドウ糖や果糖などの単糖(これ以上分解できない分子)が2〜10個ほど結合したものです。
消化性と難消化性があり、難消化性のオリゴ糖は小腸などで吸収されずにそのまま大腸まで届きます。
吸収されないので、血糖値をあげたり、太ったりすることもありません。
オリゴ糖は直接大腸まで届き、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌のエサとなります。
ショ糖などは悪玉菌のエサになってしまいますが、オリゴ糖は悪玉菌には好まれず、悪玉菌を増やすことなく善玉菌を増やすことができます。
腸内の善玉菌の99%を占めるビフィズス菌はオリゴ糖のみをエサとしますので、効率よく善玉菌を増やすことができます。
オリゴ糖にはいくつかの種類があり、善玉菌によって好むオリゴ糖が違うといわれています。
  • ガラクトオリゴ糖
    母乳や牛乳に含まれている乳糖が原料になります。
  • フラクトオリゴ糖
    ごぼうやアスパラガス、玉ねぎなどに含まれています。
  • キシロオリゴ糖
    トウモロコシやタケノコに含まれています。
  • イソマルトオリゴ糖
    味噌や醤油、はちみつなどに含まれています。
  • ラフィノース
    甜菜糖に含まれています。

乳酸菌とオリゴ糖の相乗効果で善玉菌を増やす

乳酸菌を摂取しているから大丈夫、と思われている方も多いかと思いますが、乳酸菌は胃酸などに弱く生きたまま腸に届くことが難しい上、届いたとしてもそのまま定着することはなく4〜5日で排泄されてしまいます。
外から乳酸菌を摂っても、自分の腸内の善玉菌になるわけではないんですね。
もちろん、乳酸菌を摂ることは無駄ではなく、死菌となっても善玉菌のエサとなり、排泄されるまでの間、腸内の善玉菌と一緒に腸内環境を改善してくれます。
毎日継続して摂取することで乳酸菌の効果を得ることができます。

一方、オリゴ糖はしっかりと大腸まで届き、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。
外から新しく乳酸菌を摂取するよりも、元々腸内にいる善玉菌を増やすことになりますので効率よく腸内環境を整えることができます。
もちろんオリゴ糖は乳酸菌のエサにもなりますので、乳酸菌とオリゴ糖を一緒に摂ることで相乗効果を期待できます。

オリゴ糖を含む食品は野菜に多く、トウモロコシ、アスパラガス、玉ねぎ、じゃがいも、キャベツ、ごぼう、大豆、ニンニク、ネギ、バナナ、リンゴ、納豆、牛乳などがあります。
これらを食べることでオリゴ糖を摂取することができます。

腸内環境を整える方法には2つあり、
  1. 乳酸菌などの善玉菌を含む食品を摂ること
  2. 善玉菌のエサとなる食品を摂ること
この両方どちらもできるのが、乳酸菌とオリゴ糖です。
体内の善玉菌を増やすためには、どちらも摂取し、効率よく腸内環境を整えることをおすすめします。